2010.8.16pickup01

犯人はキツツキでした

FMいかるの電波障害

ケーブルに穴あけ水が浸入して腐食

FMいかるの電波障害

キツツキが開けたと思われる穴(上)と、水が入ることで腐食して変色したシールド部(中央)

 犯人はキツツキ? 今年5月ごろから電波障害が発生していたエフエムあやべ(愛称・FMいかる、井関悟社長)がこのほど原因を調査したところ、送信所の鉄塔に取り付けられたケーブルにキツツキが開けたと思われる穴が見つかった。現在は新品と取り替えられ、復旧している。

 同社には今年5月ごろから聴取者から「電波が弱いのではないか」といった指摘が相次いだ。原因を調査したところ、中山町の横峠にある送信所の主給電線(ケーブル)の送信機出力コネクタの一部に水が溜(た)まっていることが判明した。

 同社では総務省総合通信局に計画停波を申請。8月6日午後に放送を中断し、送信機とアンテナをつなぐケーブル(約50メートル)の取り替え工事を行った。

 回収した古いケーブルを細かく分断して水の浸入個所を調べたところ、中央付近のケーブルを保護するゴムに複数の小さな穴が開いていた。水の浸入によって、ゴムの下にあるシールド部は腐食し、黒く変色していた。

 キツツキがつついて穴を開けたと見られ、ケーブルを取り替えることで現在は復旧。同社では「ご迷惑をおかけしましたが、現在はきれいに回復しています」としている。

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