2年ぶり市総合防災訓練
各種機関・団体から約600人が参加
水害など多彩な想定で
各地域でも住民ら取り組む
2年ぶりとなる市総合防災訓練が2日、味方町の紫水ケ丘公園をメーン会場に30を超える機関・団体から約600人が参加して開かれた。
訓練は、台風による水害と地震、原子力発電所の事故の同時発生を想定して行われた。今回、初めて綾部建設業協会が法(のり)面崩壊防止訓練に、福知山市民病院の災害派遣医療チーム(DMAT)が医療救護訓練に参加したほか、倒壊建物に取り残された人の捜索に災害救助犬が派遣された。
この日は、あいにくの雨模様となったが、午前8時半の情報伝達訓練から始まり、上林中学校の生徒らも参加した原子力避難訓練、市消防団員らによる水防訓練、列車と車の衝突事故を想定した救助・多数傷病者対応訓練など、多種多様な訓練が行われた。
一方、西町3丁目の市武道館では、高齢者や乳幼児、妊産婦など災害時に福祉的な支援が必要な人々が使いやすい避難所「ユニバーサルデザイン避難所」の設置訓練もあった。また、各地域では住民による自主防災活動訓練も催された。
(メーン会場での訓練の様子は5日付で写真特集の予定)