龍谷大留学生ら13人
綾部の街歩きも体験
NPO北近畿みらいのツアーで
北近畿の着地型観光の振興に取り組むNPO法人北近畿みらい(四方八洲男理事長)主催の留学生研修体験ツアーが3、4の両日、綾部市と南丹市美山町で行われ、龍谷大学(京都市伏見区)の留学生ら13人が、綾部市内での街歩きなどを楽しんだ。
同法人は3年前から留学生ツアーの誘致に力を入れ、今年度だけで5大学から約300人、通算で延べ500人以上を北近畿へ呼び込んでいる。中でも龍谷大学は1年目から数回参加。今回も中国人7人、タイ人2人、日本人2人と引率2人の計13人が参加した。
3日朝にバスで綾部入りした一行は、西八田、東八田の2小学校に分かれ、児童らと交流。午後は本町2丁目の赤尾漢方薬局と半月庵で見学と体験を行い、歩いて西町2丁目の顕本法華宗了圓寺(中山日喨住職)を訪ねた。
同寺では檀家らが法華経のお題目と太鼓で留学生らをお出迎え。健康と旅の安全を祈る中山住職の読経に併せて焼香を体験した。
また中山住職からは寺の成り立ちや境内の日蓮上人の銅像の由来、寺が城下町の防御の役割も持ってこの地に配置されたことなどを聞き、知識を深めた。
引率の俵山カレンさんは留学生らを代表して「いろんな道具を見たり話を聞けて貴重な機会になった」と感謝の気持ちを伝えていた。
一行は大本の節分大祭に参加し、並松町のふしみやで1泊。4日は黒谷和紙工芸の里(十倉名畑町)、美山かやぶきの里(南丹市)も訪れた。