2月1、7日に落語教室「おさらい会」
子どもと女性12人が本番に向けて練習
府中丹文化事業団
女性落語家の桂三扇さんを講師に、昨年6月に開講した落語教室を受講している子どもと女性たちによる「おさらい会」が2月1日と7日、里町の府中丹文化会館和室で開かれる。15日に行われた練習で受講者たちは、三扇さんから本番に向けての最終チェックを受けた。
この落語教室は、府中丹文化事業団が自主事業として今年度初めて実施したもの。受講者を募集したところ、30~60代の女性8人、5~9歳の子ども4人の計12人から申し込みがあった。
三扇さんに〝弟子入り〟した受講者たちは6月から毎月1回、小道具の扇子(せんす)や手ぬぐいの使い方のほか、話し方やしぐさなどを学ぶとともに、自分の芸名を付けて小噺(こばなし)や演目の練習を重ねてきた。
教室は全8回で、最終練習日となった15日は自分で選曲した音楽に合わせて高座に上がり、演目を発表した。演目に入る前の「まくら」の部分での笑いの取り方や演目を話している時の身ぶりなど、三扇さんは一人ひとりにアドバイスしていた。
同教室の受講動機について「人前で話をするのが苦手で、少しでも解消できれば」と言う生島洋子さん=舞鶴市=の芸名は、趣味の社交ダンスにちなみ「円舞亭タンゴ」。「テレビで落語を見るのが好き。実際にやってみると難しいが、楽しい」と話していた。
「おさらい会」の開演時刻は2月1日が午後1時、7日が午後7時。各日とも子ども2人と女性4人が発表する。演目は子どもが「寿限無」や小噺、女性が「平林」など。入場無料。問い合わせは同文化事業団(電話42・7705)へ。