2013.10.16pickup01

大太鼓で地域活性化を

光野町で「水源の里」発足会

80人集い、交流会も

住民組織「水源の里・光野」が14日、発足式を兼ねた交流会を同町の公民館で開いた。

上林太鼓保存会による大太鼓などの演奏を楽しむ参加者ら(光野町で)

 府内有数の大太鼓を活用した地域活性化を目指す光野町の住民組織「水源の里・光野」(代表=澁谷満男・同町自治会長)が14日、組織の発足式を兼ねた交流会を同町の公民館で開いた。地元の熊野十二所神社に伝わる「於見の太鼓」のお披露目や初演奏が行われ、訪れた地元住民や出身者など約80人が太鼓の重厚な音を堪能しつつ、組織の発足を祝った。

 「水源の里・光野」は、太鼓を活用した都市交流を目指し、このほど「於見の太鼓」を同神社の太鼓蔵から公民館へ移転。新たな保管場所となる倉庫には木製の舞台も新調した。

 この日は山崎善也市長、水源の里連絡協議会の酒井聖義会長が来賓で出席。以前から太鼓の活用を地元に勧めていたという四方八洲男前市長の姿もあった。

 交流会では、澁谷代表(52)が「U、Iターン希望者に『住んでみたい』と感じてもらえるような地域づくりのために底力を発揮したい」とあいさつ。

 山崎市長は「素晴らしい太鼓や自然、特産品を生かした取り組みを精いっぱい支援したい」と祝辞。続いて酒井会長も「水源の里同士、共に手を携えて前進したい」と、光野の仲間入りを歓迎した。

 大太鼓の打ち初めを行ったのは「水源の里・老富」の西田昌一代表(72)。音どころか姿を見るのも初めてという人も多く、その重厚な響きに大きな拍手が送られた。

 その後は上林太鼓保存会(阪田雅之代表)の大人や子どもら13人が大太鼓などで4曲を演奏。交流会の中締め後は、山崎市長を始め太鼓の腕に覚えのある参加者らが次々と舞台に上がって腕試し。「打った時の跳ね返りが大きくて難しい」「力いっぱい打てる快感がすごい」「大きいのに繊細で深みのある音が出る」などと感想を述べ合って、太鼓の感触や音色を楽しんだ。

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