2013.10.07pickup02

秋祭りで獅子舞を初奉納

西方町の藤波神社

昨年寄贈の獅子頭を使い

藤波神社

公会堂前で獅子舞を演じる住民ら(西方町で)

 西方町の藤波神社の秋祭りが6日に行われ、今年初めて獅子舞(ししまい)の奉納もあり、祭りを盛り上げた。

 同神社の秋祭りは例年、祭礼のあと、大人による神輿と子ども神輿(みこし)の一行が町内を巡行している。これまで同神社には獅子頭がなかったことから昨年、同町出身の竹原進幸さん=亀岡市=が雄と雌2基の獅子頭を寄贈した。

 同神社は今年の秋祭りで、この獅子頭を使った舞いを行うことを計画。京都市内で篠笛や獅子舞の稽古(けいこ)をしている塩見全一さん(65)が、関東でよく演じられている「寿獅子」を参考にしながら、同神社に伝わるお囃子の曲に合う舞いを創作した。

 この日、神事のあと、神社を出発した神輿の一行は同町公会堂へ。今夏から週1回、篠笛を練習してきた住民9人のお囃子(はやし)の演奏に合わせ、塩見さんが雌の獅子頭を使って獅子舞を公会堂前で披露した。最後に「五穀豊穣」と書かれた掛け軸を獅子頭の口から広げ、締めくくった。

 また、この日は同町の民家前で新築祝いとして獅子舞も演じられた。塩見さんは「獅子舞が今後も続けられていくようになれば」と話していた。

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