台湾からの受講者も
綾部里山交流大学
草刈さんらが講演
綾部で「自分らしい生き方」を実践している人たちの体験談などを聴いて、生きるための技術やヒントを得よう―。「綾部里山交流大学」の講座が21日から23日までの3日間、志賀郷町などで開かれた。9人の参加者の中には、台湾から関心を持って参加した女性もいた。
書道家や酪農家、和紙職人、専業農家らが講師となった今回の講座を台湾から来綾して受講したのは林瑾君さん。林さんは講師の一人で、「半農半X研究所」代表の塩見直紀さんと親交がある。
2年前に塩見さんが台湾で講演を行った時、その講演会に参加していた林さんは、「半農半X」のライフスタイルに共感した。日本語が話せる林さんは、フェイスブック上で塩見さんと日常的に交流している。
21日の第1講座は、志賀郷町のガーデンカフェ「兎遊」で書道家の草刈正年さん(33)=志賀郷町=が講師を務めた。
道端に座ってインスピレーションでその人に合った言葉を書く「路上詩人」としても活動している草刈さんは、昨年6月に千葉県から綾部へ移住した動機や元々書道が大嫌いだったのに、友人が自分に掛けた言葉に救われた出来事がきっかけで、書道家になった転機について語った。