2013.09.23pickup02

B型肝炎の正しい知識を

全国B型肝炎訴訟大阪弁護団

医療講演会と訴訟説明会

29日に宮代コミセンで

B型肝炎訴訟説明会

 全国B型肝炎訴訟大阪弁護団は29日、宮代町の宮代コミュニティセンターでB型肝炎に関する医療講演会と訴訟説明会を開く。=写真は同弁護団が作成したポスター。

 昭和16年から63年までに生まれた人で、7歳になるまでに集団予防接種を受け、注射器の使い回しによってB型肝炎ウイルスに感染した人は国の試算で全国に約44万人いるとされている。人口比でみると、京都府には約9千人いる計算となる。

 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団は平成23年6月28日、国と基本合意を締結。それに基づき、国は被害者を救済するB型肝炎特別措置法を24年1月13日に施行した。

 同法の施行後、被害者は裁判によって国との和解手続きを取れるようになった。今年7月末現在で京都府内の原告数は182人で、うち84人が和解。綾部市では4人が提訴し、3人が和解している。

 今回の講演会と説明会は、肝臓専門医が少ない府北部に住む人たちにB型肝炎についての正しい知識を得てもらうとともに、和解訴訟の手続きに関して助言などを目的に開催される。

 当日の受け付けは午後1時。同1時半からは宇治徳洲会病院の内科部長、小畑達郎さんが「B型慢性肝炎の治療とウイルス肝炎は何故拡がったか」をテーマに講演する。講演後、B型肝炎の治療法などの個別相談のほか、弁護士が提訴の可否や可能性について個別に説明する。また、B型肝炎で悩んでいる人たちの交流会も予定されている。

 事前の予約は不要で、参加無料。マイカーで来場する場合、日東精工体育館前の駐車場も利用できる。問い合わせは同弁護団の西澤真介弁護士(高麗橋法律事務所、電話06・6203・4006)。また、同弁護団はB型肝炎ホットライン(電話06・6647・0300=平日午前10時~午後5時)も設けている。

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