地震発生時は、まず「自助」!
上延町自治会 子ども対象に初の防災教室
市消防本部職員を講師に招き
地震が起きた時、どうする? 上延町の公会堂で25日、防災教室が開かれ、地元の小学生らがビデオなどを見ながら、災害時の対応を学んだ。
同町自治会(出原繁会長)は、独自の防災訓練を毎年実施するなど、自主防災活動に力を入れている。その一環として子どもたちの防災意識も高めようと、多くの子どもの参加がある地蔵盆の中で防災教室を初めて行うことにした。
この日は、小学生約80人と、保護者や自治会役員ら約20人が参加。講師として市消防本部予防課の上原博一課長ら職員2人が訪れた。
教室では、花火の安全な遊び方に関するビデオを続いて、地震に関する啓発ビデオが上映された。家の中にいる時に地震が起きた場合、急いで外に出ると瓦などの落下物があって危ないことや、家の中でも倒れてきた家具の下敷きになる危険性もあることなどが紹介され、まず自分のことは自分で守る「自助」の大切さが強調された。
休憩後、子どもたちはスクリーンに映し出される画像を見ながら、クイズに挑戦。「家でテレビを見ていて、緊急地震速報が流れたらどうする」「外で遊んでいて、雷が鳴ったらどうする」「天ぷら油に火が移ったらどうする」といった非常時に行う正しい行為について、2択で答えた。