青野町の八坂神社の例祭
二宮神社境内に茅の輪設け
京都の祇園祭といえば、「日本三大祭り」の一つとして有名だが、7日には綾部の祇園祭が青野町の二宮神社(中山勝美宮司)の境内にある「八坂神社」で執り行われた。
同町の八坂神社の起源は明治5年。当時、地元で流行していた疫病を鎮めるために、京都・八坂神社の分霊が勧請された。
現在の祇園祭は、氏子の青野町と綾中町、北西町、西町団地、グンゼの5自治会住民が合同で7月6日に近い日曜に催している。
本来の祭礼日である「7月6日」は、農作業が一段落する「大休み」に合わせて定められていたそうだ。
今年の祇園祭でも、氏子の総代たちが手作りした茅(ち)の輪が鳥居に取り付けられた。祭礼の中では、総代たちが神前に玉串を捧(ささ)げるなどした。
神事の終了後、境内で焼きそばや飲み物、綿菓子が無料でふるまわれ、子どもたちのにぎやかな声が聞こえていた。