第1講座のテーマは「新島八重」
あいアカデミー開講
今年度の男女共同参画を考える講座「あいアカデミー」(市主催)が23日、西町1丁目のI・Tビルで開講した。第1講座ではNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重の生き方について、同志社大学の同志社社史資料センターの社史資料調査員、小枝弘和さんが話をした。
「新島八重の矜持(きょうじ)」をテーマにした講演の中で小枝さんは、八重が同志社の創立者・新島襄と精神的に平等な関係だったことを、現存する手紙などを通して紹介。
また、襄の死後、八重が日本赤十字社の正社員になり、看護婦として日清、日露戦争に従軍するといった様々な活動ができた背景に、「故郷・会津若松が拠(よ)り所としてあったのではなかろうか」と述べた。
今年度のあいアカデミーは3回あり、第2講座は7月6日、第3講座は20日にI・Tビルで開かれる。いずれも午後1時半からで、受講無料。問い合わせは、あいセンター(電話42・1801)へ。
第2、3講座のテーマと講師は次の通り。
第2講座=「聞いてよかった! 生き方が楽になる男女共同参画の話」(朴木佳緒留・神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授)▽第3講座=「DVの心理的被害とサポート~被害女性と子どもの問題を考える」(井上摩耶子・ウィメンズカウンセリング京都代表)