地元の茶と和菓子で「茶話会」
豊里小5年生 煎茶の淹れ方も体験
「食育」に力を入れている栗町の豊里小学校(村上元宏校長、176人)の5年生たちが16日、「茶話会」を体験。地元産の煎茶(せんちゃ)や小貝町の和菓子製造会社「おおつき製菓舗」の菓子を味わいながら、風味や季節感を肌で感じた。
和菓子は、「季節に合うもの」と同社が勧めた「水無月」を使用。授業を担当した田中京子栄養教諭は、「水無月」の名前にまつわる話をしたり、子どもたちにおいしく味わえる煎茶の淹(い)れ方を指導した。
煎茶の淹れ方は、やかんで沸騰させた湯を人数分の湯飲み茶わんに注ぎ、注いだ湯を今度は茶葉を入れた急須に移す。1分後に急須の茶を湯飲み茶わんに注ぐという内容。
児童の中には、「なんだか行儀が悪い」と家庭とは勝手が違う作法の印象を話す子もいた。子どもたちはグループ分かれ、一人ずつ煎茶の淹れ方にチャレンジ。時間配分や湯飲み茶わんに注ぐ分量を考えながら茶を淹れると、みんなで茶と和菓子を味わった。