「春一番」で鳥居が倒壊
位田町の御手槻神社
「春一番」の強風に見舞われた18日午前、位田町の御手槻神社の鳥居が倒壊した。鳥居は高さ約4㍍、幅約3㍍の木製。柱が腐食し、根元部分が折れた状態になった。神社関係者たちは20日に撤去作業を行うほか、再建に向けて今後、検討することにしている。
同神社の氏子は位田町の上位田と中位田自治会、岡倉自治会の一部。同神社の創建は定かではないが、歴史は古い。総代の田中晃さんによると、現在の鳥居が建てられたのは「江戸時代ではないか」という。30年前には鳥居の基礎部分の補強工事も行われた。
同神社は、市水道事業所近くの旧府道舞鶴綾部福知山線沿いにある。鳥居は強い風にあおられ、境内側に倒れたが、他の建造物などへの被害はなかった。
田中さんは「鳥居を建て直す場合、お金のことも考えなければならない。役員のみなさんと相談していきたい」と話していた。