2012.11.14pickup01

クロウリ粕漬けを特産に

「水源の里」の瀬尾谷自治会(八津合町)

クロウリ粕漬け

試作された粕漬け

市が「水源の里集落」として今年6月に新たに指定した八津合町の瀬尾谷(せおだに)自治会(礒井進会長)は今、活発な取り組みを始めている。今月11日には大阪などに住む約20人を招いて、受け入れた地元の約10人とともに都市農村交流会を開いたほか、その場では同自治会が特産品化を目指す粕(かす)漬けの試食も行われ、参加者らの高い評価を得た。

同自治会には、5世帯10人が定住しているが、80歳以上の人がほとんど。ただ、住民票は置いていないものの、6世帯が家を残しており、週の半分をここで暮らす人もいるほか、多くが何かしらの時には集まって絆(きずな)を深めている。

「水源の里集落」への指定後、同自治会では、「都会の人に田舎の良さを知ってもらい、来てもらうことで地元にも元気が出る」(礒井会長)と、外部へのアプローチを強化。加えて、地元産のクロウリを使った粕漬け(いわゆる奈良漬け)の特産品化を目指して取り組みを進めてきた。

粕漬けは、今年5月に7世帯がクロウリの苗を自宅の畑に植え、8月には60㌔ほどを収穫。公会堂横にある集出荷場で漬け込みを行った。材料や製法の違う8種類を試みており、今後この中から最上のものを選ぶことにしている。

※記事を抜粋。全文は本紙で。

タイトルとURLをコピーしました