市の今夏の省エネ・節電対策まとめ
市民プール入場者23・5%増
市はこのほど、今夏の省エネ・節電対策の取り組み結果をまとめた。東庁舎や西庁舎などを含む市役所の施設の使用電力量(7~8月の合計)は、猛暑だった2年前の同じ時期と比べて20・6%、東日本大震災を受けて節電に取り組んだ昨年とでは3・3%の削減を果たした。
今夏の取り組みとしては、空調設備の運転制限(概ね30度で稼働、室温は28度に設定)▽照明器具の間引きや部分点灯▽印刷室を午後1時~同4時まで使用禁止―などを徹底した。
節電対策の一環として、市内3カ所の公共施設を初めて「クールスポット」に指定。このうち、7月20日から8月31日まで入場料を無料にした大島町の市民プールは、天候に恵まれたこともあってこの期間の入場者が9514人となり、前年の同じ時期と比べて23・5%も増えた。
このほか、新宮町の市図書館は7月1日から8月31日まで休館日(毎週月曜と最終火曜で計11日間)をなくし、開館日に充てた11日間の入館者は1942人だった。里町の清山荘は7月2日から9月7日まで入館料を無料にし、入館者は12・6%増えて5196人あった。