綾部でも部分日食
パオの観察会に市民続々
21日朝、関東から九州にかけて日本の広い範囲で「金環日食」が観察できた。綾部市内では午前7時半ごろ、約90%が欠けた状態になった「部分日食」を見ることができた。この日、里町の市天文館・パオでは日食観察会が開かれ、多くの市民らが京都府で282年ぶりとなる天体ショーを楽しんだ。
パオには「食」が始まる午前6時18分ごろから市民らが次々と来場。用意された太陽めがねや望遠鏡などの観察用具を使って徐々に太陽が欠けていく様子を見学した。
このほか、紙筒と牛乳パックを活用した手作りの「ピンホールカメラ」を使った観察方法が紹介されたほか、木漏れ日を白色の板に当てると、三日月型の太陽が折り重なって見える現象は来場者の関心を集めていた。
最大食となった午前7時半ごろ、望遠鏡を通して太陽の様子が映し出される観察コーナーでは、携帯電話のカメラで太陽の画像を撮影する人もたくさんいた。