被災者のこと想像し自分ができる支援を
東綾中
スクールカウンセラーが大震災後の現状を報告
東山町の東綾中学校(岡田利行校長)の1、2年生34人が16日、東日本大震災で被災した福島県の小中学校を訪問した同校のスクールカウンセラー、植田あやさん(30)から現地で体験したことなどについて話を聴いた。
スクールカウンセラーとは、府が府内の小中学校、高校に配置している臨床心理士。児童生徒や保護者からの相談を受けたり、教職員にアドバイスをするなどしている。
植田さんは府教委の要請で今年2月下旬に相馬郡新地町を訪れた。人口8千人ほどの同町は津波の被害が大きく、昨年6月末の時点で死者約100人、行方不明者10人。町民は放射線への不安も抱えている。
植田さんが訪れた小中学校はいずれも高台にあり、津波の被害からは免れた。しかし、児童や生徒の中には仮設住宅での生活をしている子どももおり、様々な悩みや相談を受けたという。
現地で植田さんは「健康な人ほど『しんどい』と言わずに頑張らないといけないと思っておられる。そうした人たちに心のケアが必要」と感じたという。
※記事を抜粋。全文は本紙で。