2012.01.30pickup02

交通・家内安全を祈願

正暦寺で「不動明王大祭」

不動明王大祭

燃え盛る護摩壇に投げ入れられる護摩木(寺町で)

恒例の「不動明王大祭」が28日、寺町の真言宗正暦寺(玉川正信住職)で営まれた。雪が降る寒い中ではあったが、交通安全や家内安全などを祈願しようと、今年も市内外から多くの参拝者が訪れた。

同寺の不動明王像は新義真言宗の開祖、興教大師による作と伝えられ、江戸時代には綾部藩主の九鬼氏が参勤交代の際、道中の安全を祈願したとされる。昭和35年から続けられている同大祭は今年で53回目。

玉川住職が導師となって行われた護摩供祈祷会は、真言宗寺院の僧侶や丹波綾真会の修験者ら約20人が参列。不動堂前に設けられた護摩檀に火が付くと、次々に護摩木が投げ入れられ、交通安全などを祈願した。

本堂では、交通事故物故者追悼会が行われたほか、「四国八十八カ所霊場お砂踏み法要」もあった。また、境内では参拝者に温かい「大根(だいこ)だき」が無料でふるまわれた。

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