21日に漢字パネル展
日本文字文化機構がI・Tビルで
本社後援
西町1丁目のI・Tビルで21日、古代文字から歴史や思想、漢字の成り立ちなどを分かりやすく紹介するパネル展(府・市・市教委・あやべ市民新聞社など後援)が開かれる。当日はアニメの上映もあり、主催のNPO法人・日本文字文化機構(宇佐美慈子理事長)は、子どもから大人まで年代を問わず多くの来場を呼びかけている。入場無料。
平成14年に設立された同法人は、漢字の成り立ちや伝統文化の理解を通じて自然と共生する豊かな心を育むことなどを目的に活動している。パネル展も活動の一つで、昨年は福知山や舞鶴など府内各地でも催してきた。
パネル展は午前10時から午後4時まで。その中には「左」と「右」の書き順が違う理由を解説するパネルもある。また、子どもらを対象に自分で選んだ古代文字を彫って印鑑を作るコーナー(先着60人)も設けられる。アニメ「もじぴょんくん」の上映は午後1時半から。
同法人の宇佐美公有専務理事は、「漢字には祭事や習俗などの中で、成り立った意味がある。今回の催しを通して、漢字に関心を持つ人が増えることを願っている」と話している。