環境省局長表彰受ける
水と土壌環境保全に功績
上林川を美しくする会
水や土壌の環境保全に顕著な功績があったとして、「上林川を美しくする会」(川端勇夫会長)が環境省水・大気環境局長表彰を、このほど受けた。
上林川の清流を蘇(よみがえ)らせ、次世代に引き続ぐことを目的に同会は平成13年に発足。「排水を考える部会」「水質保全部会」「景観保全部会」「啓発部会」の計4つの部会が設けられ、上林川流域の住民や事業所、行政などが協働で様々な活動に取り組んでいる。
同会は毎年、ボランティアの協力も得ながら、上林川の河川敷に群生している葦の刈り取り作業などを通して景観保全に努めている。
また、地元の小中学生らに上林川に対する関心を高めてもらうために、水生生物の調査や絵画コンクールなども実施。同会のマスコット「みもりん」の原画は、小中学生からの公募で決めた。
このほか、田んぼの代かきや田植えの時に出る濁水が河川の環境悪化の原因の一つとなっていることから、地域住民らへの啓発の一環として、幟旗(のぼりばた)を100本作製。
「わたしたちの上林川を守るため 農業濁水を流しません!」と記された幟旗を初春から田植えが終わる時期まで、山家地区から奥上林地区にかけての府道小浜綾部線沿いに設置している。