2011.09.02pickup01

口上林の上林川に河川公園

府民参画型の手法で

年内に整備計画まとめる

河川公園

毎年7月に「口上林川まつり」の会場として利用されている十倉向町の上林川の河川敷

毎年7月に「口上林川まつり」の会場として利用されている十倉向町の上林川河川敷一帯が、「上林川河川公園」(仮称)に整備されることになった。住民の要望を受けて府が取り組むこの事業は、住民と府職員が合同で調査活動をしたり、意見を出し合う「ワークショップ」を重ねながら、整備計画を進めるのが特徴となっている。

口上林地区自治会連合会(川端勇夫会長)は昨秋、府中丹東土木事務所に河川公園整備の要望書を提出した。

川端会長によると、河川公園を地区住民の憩いの場にするとともに、上林川左岸の河川敷に中州もあって広く、景色も良いことから、子どもたちの野外学習の場にも活用して地域の活性化につなげたいという。

同土木事務所は、整備計画を住民らとのワークショップを通してまとめる方式を採用。この方法だと住民の意見が直接、事業に反映され、府民参画型の取り組みになるほか、今後の施設管理についても住民と行政の双方で努めることができるなどの良さがあるという。同土木事務所は10年ほど前から、この方法を管内の事業に取り入れている。

今後のワークショップでは河川公園のイメージ図を作成するほか、年内に整備計画の概要をまとめる予定。整備事業の着工は来年度以降で、具体的な時期は未定だという。
※紙面の記事を抜粋。詳細は紙面で。

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