「城下町絵図」使い歴史授業
山家歴史の会が東綾中で
山家藩の陣屋町として栄えた東山町の街並みを描いた「山家城下町絵図」を複製した山家歴史の会(有道大作会長)の会員らが14日、東山町の東綾中学校(岡田利行校長)を訪れ、1、2年生たちに絵図を使って地域の歴史について話した。
同会は地元に残されていた原本を基に今春、正徳3年(1713)と明和9年(1772)、明治3年(1870)、同6年(1873)の4枚の絵図を複製した。
1年生(17人)の授業で有道会長や綾部史談会の川端二三三郎さんらは、地理的な面から江戸や明治時代の町の様子を解説。
川端さんは明和9年の絵図で戸主名に「丸役」「半役」と記されていることについて、住民として担う城の清掃や肥後橋の普請などの役割のことで、「半役より丸役の方が責任が大きかった」と述べた。