吉美小卒業生にうれしい贈り物
イチゴ狩りで卒業祝う
地元の森本昭典さん、亜司子さん夫妻
手塩にかけたイチゴで地元の小学生たちの卒業を祝いたい―と19日、多田町の農業、森本昭典さん(63)と亜司子さん(61)夫妻が卒業式を終えた吉美小学校の卒業生らにイチゴ狩りを〝プレゼント〟した。
森本さんは次男の英明さん(29)も含めた家族3人で稲作とイチゴ栽培をしている。イチゴは8年前から栽培を始め、約350平方㍍のパイプハウス4棟で、「章姫」と「紅ほっぺ」の2種類を育てている。
森本さん夫妻は地元でハウス栽培しているイチゴのPRとともに、子どもたちに農業に関心を持ってほしいと願い、イチゴ狩りを体験してもらうことにした。
この日、卒業式を終えた子ども37人と保護者らは真っ赤に色づいたイチゴがたくさん実ったパイプハウス内へ。親子らは収穫したイチゴを味わい、「おいしい」「甘い」と話しながら、森本さん夫妻の厚意で卒業の思い出を作れたことを喜んでいた。
森本さん方のハウスでは、5月頃まで有料でイチゴ狩りも出来る。