「いこいの村・とくらの家」が完成
十倉名畑町に認知症対応施設 グループホーム
いこいの村聴覚言語障害センター(十倉名畑町、柴田浩志所長)を運営する社会福祉法人・京都聴覚言語障害者福祉協会(高田英一理事長)が十倉名畑町に建設した市内で3カ所目となる地域密着型の認知症対応型グループホーム「いこいの村・とくらの家」の開所式が28日、現地で行政や障害者福祉団体、自治会、ボランティア団体の関係者らが出席して行われた。
旧口上林小学校体育館での式典で高田理事長は新築した「とくらの家」と併せて、職員寮だった建物を改修して設けたケアホーム「いこいの村・コスモス寮」を開所できたことに、喜びと支援者への感謝の思いを述べた。
「とくらの家」の敷地内では高田理事長と来賓の山崎善也市長が桜の苗木を植樹したほか、同協会役員らが施設の銘板の除幕をした。
「とくらの家」は木造平屋建て約400平方メートル。定員9人分の個室と共同部屋、キッチンを兼ねた食堂などが設けられている。総工費8397万円のうち府から3千万円の助成を受けている。4月2日から入居が始まる。
また、コスモス寮は2階建ての集合住宅を改修。定員5人。内装を手直ししたほか、スプリンクラーと自動火災通報装置が新設された。栗の木寮の入所者が移住する。