東日本大震災
給水車と職員2人 盛岡へ
市 被災地支援で新たに派遣
友好都市 茨城県笠間市への支援も検討
初日で義援金85万円超 市への寄託分
東日本大震災の発生直後の11日夜から市が「緊急消防援助隊京都府隊」の一員として派遣していた消防職員の第1陣3人が、16日午前6時に帰綾。16日午前7時には市水道事業所の2トン給水車1台と市職員2人が被災地に向けて出発した。
市は地震発生後、日本水道協会から要請があるまで給水車と職員を派遣できる態勢を整えてきた。給水活動は市単独で対応するのではなく、綾部を含む府北部5市1町がまとまって行うことになった。行き先は岩手県盛岡市。
また、市は14日から、市役所本庁舎玄関と西庁舎2階、市保健福祉センター、市立病院、上林いきいきセンター、あやべ観光案内所の計6カ所に義援金箱を設置している。14日だけで市に寄託された義援金の総額は約85万5千円となった。
市は、地震による被害に遭った茨城県笠間市への支援も検討している。綾部市が発祥の地である合気道の創始者・植芝盛平翁にゆかりがある国内4市町は平成20年2月、友好都市締結をした。笠間市はその一つ。