予想上回る140人が「峠越え」
「梅迫宿」-「山家宿」
山家歴史の会がイベント
13キロの「横峠」ウオーキング
かつて田辺藩の殿様が参勤交代の時にも通行した「京街道」のうち、綾部市内の「梅迫の宿場」から峠を越えて「山家の宿場」までの約13キロを歩くイベントが6日、市内外から約140人が参加して行われた。
このウオーキングイベントのコースとなったのは、安国寺町と旭町を結ぶ「横峠」。横峠を歩いて越えるイベントは平成21年12月にも開催されたが、その時のコースは明治20年に開通された「新道」だった。
市民グループ「山家歴史の会」(有道大作会長)は昨年9月、横峠で江戸時代に使用されていた「旧道」の再整備に取り組むとともに、案内標識も設置するなどした。
同会は古道復旧を記念し、山家と東八田両地区自治会連合会との共催、里山ねっと・あやべの協力で今回のイベントを企画した。
参加の申し込みを当日朝、出発地点となる梅迫町のJR梅迫駅前で受け付けたところ、山歩きに適した服装の人たちが次々と来場。中には、昨年の旧道の整備作業に携わった立命館大学の学生たちの姿もあった。
参加者数が同会の予想をはるかに上回ったため、事前に用意していた資料を追加してコピーせざるを得ないほどだった。