宮ノ奥池の「底」探検
東八田小4年生9人
東八田小学校(梅田泰道校長)の4年生9人が2日、高槻町で行われている「宮ノ奥池」の改修工事現場を訪れ、貯水池の役割などを学んだ。
かんがい用貯水池である同池は11ヘクタールの農地に水を供給している池だが、老朽化に伴い漏水などが見られたため現在、府が水を抜いて堤防などの改修工事を行っている。
府中丹広域振興局は、「中丹ふるさと再生推進事業」として子どもたちが農業や農村について学ぶ機会を設けている。今回の現場の見学は、その一環。
児童らは2月24日、府職員から農業とため池のかかわりなどについて授業を受けた。その復習の意味合いで今回の現場見学が行われた。
現場を訪れた児童らは、模型の実験装置でため池に水が貯まる様子や排水する仕組みを学んだあと、「底樋」と呼ばれる排水路を通って、工事完了後には池の底になる場所を見学するなどした。
底樋は直径80センチ、長さ300メートルで、子ども一人がやっと通れる大きさ。児童らは「真っ暗で怖かった」「面白かった」などと感想を話していた。