市新年度当初予算案(1)
山崎市長色を鮮明に
「住んでよかった」実現枠を計上
市は21日、平成23年度当初予算案を発表した。それによると、予算規模は一般会計が154億9502万円、特別会計、公営企業会計を合わせた総額は354億3367万円となった。前年度の当初予算は、編成が市長選直後で骨格予算となっていたため、肉付け後の前年度6月補正後予算と比較すると、一般会計は0・5%増、総額では5・4%増の予算となっている。山崎善也市長にとって市長就任後初めての通年予算編成で、公約であった「住んでよかった綾部」の実現枠を計上するなど山崎色を鮮明に打ち出した予算となっている。市は28日開会の3月定例市会に新年度予算案など40件を上程する。
新年度予算編成の基本的な考え方として市は、①第5次市総合計画の初年度として将来都市像の着実な実現に向けた予算②厳しい経済情勢の中、「少子・高齢化」「産業振興・雇用確保」「農村集落活性化・街なか再生」などの施策への重点配分③市債残高の縮減と歳出の見直し、基金の活用による財源確保―の3つを挙げている。
記者会見で山崎市長は、新年度予算案について「第5次市総合計画の初年度でもあり、将来に向けて綾部市が抱えている課題を解決するためのきっかけとなるように予算を編成した」と語った。
(詳細は紙面で)