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仲良し! 子ヤギと羊
位田町 「綾部ふれあい牧場」
〝ウリ坊とみわちゃん〟に負けないくらい
子ヤギが頻繁に遊びに行って羊の背中に乗ることも
イノシシの「ウリ坊」の背中に乗って散歩する福知山市動物園のニホンザル「みわ」ちゃんが全国的に話題になっているが、位田町の綾部ふれあい牧場にもこのコンビに負けない仲が良い動物たちがいる。飼育されている子ヤギが頻繁に羊の所へ〝遊び〟に行き、羊の背中にピョンと飛び乗ることもある。子ヤギと羊は、ふれあい牧場のアイドルになっている。
仲良しなのは、昨年12月に生まれたばかり雌のヤギと、以前から飼われている2頭の雄の羊。
今月8日に2頭のヤギが誕生したため、同牧場で現在飼育されている動物はヤギが雄2頭と雌5頭の計7頭、羊が2頭、ミニブタが2頭となっている。いずれの動物にも「まだ、名前はない」。
隣り合わせになっているヤギと羊の飼育小屋は格子で区切られているが、子ヤギは生まれて1カ月たった頃から格子の間をくぐり、羊の方へ行くようになった。
羊たちは子ヤギの訪問を特に嫌がる様子はなく、子ヤギがじゃれて羊を追い回したり、羊の背中に乗るようになった。
羊の背中に乗った子ヤギが口で毛じらみを取るかのように羊の毛をモグモグすると、羊は気持ち良さそうに目を細めている。
農業生産法人・農夢から委託を受けて動物の世話をしている大島悟さん(70)は、子ヤギが羊の背中に乗ったのを初めて見た時、「こんなことがあるんや」とびっくり。今では「仲の良さに微笑(ほほえ)ましく思える」と言う。
今月に生まれた2頭の子ヤギのうち1頭も、羊小屋へ〝侵入〟するようになり、羊の新しい友達になりそうだ。また、同牧場内で営業する飲食店「ふれあい食堂」で飼われているウサギ8匹は、来店客の人気を集めている。
大島さんは「仲が良く可愛い動物たちを見に来て頂き、3頭の子ヤギと2頭の羊に名前を付けてやって下さい」と呼びかけている。命名の応募用紙はふれあい食堂内に備え、3月15日まで受け付ける。