高校生がロボット実演
川糸の府施設で科学実験教室
科学体験で自然や科学への児童らの興味と関心を高めてもらおう―と14日、川糸町の府総合教育センターで「親子おもしろ科学実験教室」が開かれた。教室では、綾部など中丹3市を中心とした府北部の小学生と保護者らが科学実験のステージやロボットの実演、科学体験などを通じて自然や身近な科学の面白さを堪能した。
この教室は平成12年から毎年開催され、近年は初めての家族を優先して抽選で親子200人余りを選んでいる。今年は89家族の計215人が来場。①科学実験ステージ「なるほどサイエンス」②ロボット実験「ロボットサイエンス」③実験・体験ブース「なっとくサイエンス」の各教室やコーナーに参加した。
このうちロボット実験のコーナーでは、府立工業の生徒たちが競技用ロボットなどを会場に持ち込み、生徒たちが解説と実演をした。中でも来月の大会に向けて作った「相撲ロボット」の実演では、白線の土俵をセンサーで感知して土俵の外に出ない相撲ロボット同士の取組を披露して児童らの目を釘付けにした。
また実験・体験ブースでは、①体験②不思議発見③観察④大気⑤古代⑥展示⑦星の各実験ブースを開設。京大研究室や亀岡高校の協力による化石探し、化石のレプリカ作りコーナーや電子顕微鏡、マイクロスコープ・ウミホタル発光実験などのブースに児童らの人気が集まっていた。