2013.07.15pickup02

福祉施設で就業体験

中丹支援学校の高等部生徒

中丹支援学校の生徒が就業体験

いかるがの郷の職員(中央)から指導を受けて仕事に取り組む高等部の2年生たち=味方町で

 府立中丹支援学校(福知山市私市)の高等部の1、2年生が11日、市内の障害者福祉施設を訪れて就業体験学習をした。

 就業体験には、綾部と福知山両市内にある7カ所の施設が協力し、約30人の生徒たちを受け入れた。うち、味方町の自立支援センター「いかるがの郷」(志賀忍施設長)では、4人の生徒たちが仕事にチャレンジ。

 いかるがの郷では「印刷工房あやさ」を運営しているほか、事業所の下請けとして手提げかばんを作る仕事もしている。

 生徒たちは封筒にシールを張ったり、かばんの取っ手に用いられる紐を束ねるという根気のいる仕事に励んだ。紐(ひも)を束ねる作業では、職員から「100本ずつ数えて、紐の頭と尻をそろえてから束ねる」と教わりながら手を動かしていた。

 いかるがの郷では、楽しさを感じてもらうだけの就業体験ではなく、「指示が理解できているか」「集中力」「分からないことが聞けるか」といった仕事の姿勢を見ていた。

 引率した支援学校の教諭は、「言われたことにしっかり返事をして、行動ができていた」と生徒たちの自覚が感じられた印象を話していた。

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