現在の位置・・ホーム>>綾部の古墳>>聖塚古墳、菖蒲塚古墳
綾部を代表する古墳

国指定史跡・重要文化財に

聖塚古墳、菖蒲塚古墳(多田町取畦)

聖塚古墳 多田町の水田地帯に約150メートルの間隔で2つの方墳が並んでいる。古墳時代中期のものと見られる「聖(ひじり)塚」と「菖蒲(あやめ)塚」で、綾部を代表する古墳だ。季節になると、菖蒲塚ではなく聖塚の周りにアヤメの花が咲く。

 聖塚は1辺54・2メートルの3段築成。明治時代に採掘された時、彷製神獣鏡、玉、甲冑(かっちゅう)、刀剣などが出た。

 もう一方の菖蒲塚は1辺32・3メートルの2段築成となっている。両方とも段築、葺石、埴輪、周濠(しゅうごう)など、古墳時代中期の大型前方後円墳と同じ築造法が見て取れる。埴輪の形式からいずれも5世紀前半のものと考えられている。

 平成4年5月に国指定史跡・重要文化財になった。