目や耳の不自由な人に一般映画を!
バリアフリー「おくりびと」大盛況
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目や耳の不自由な人に映画を楽しんでもらおうと20日、里町の市中央公民館で字幕と副音声を付けてバリアフリーにした映画「おくりびと」が上映され、多くの人でにぎわった。
主催したのは「おくりびと」上映実行委員会(羽室義信委員長)。同実行委では市内の要約筆記サークル「みみずく」や有志の協力を得て、数カ月前から字幕や副音声の台本作りに励んできた。府北部でオリジナル副音声台本を用いて一般映画が上映されることは極めて珍しいという。
上映は午後0時半からと同3時半からの2回行われた。このうち1回目の上映会には200人を超える人が来場。用意していたいすが足らずに座席を増やして対応した。
羽室委員長は「予想以上に多くの人が来場下さり、ありがたい。これもご協力頂いたみなさまのおかげです」と話していた。
同実行委は近く反省会を開くことにしており、今後もこのような試みを行うか検討したいとしている。
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