「文化財防火デー」(1月26日)に関連し、七百石町の高野山真言宗岩王寺(松井真海住職)で26日、火災想定訓練が行われた。
「かやぶきの山寺」として知られる同寺の本堂と仁王門は江戸中期に建てられ、府登録文化財となっている。訓練には同寺の檀家ら住民と、市教委や市消防署の職員など合わせて20人余りが参加した。
本堂から出火したという想定で、檀家の人たちは消防署への通報や消火器を使った初期消火訓練に取り組んだあと、市消防署のポンプ車が現場に到着。境内の防火用水を水利にしながら、本堂の屋根に向けて放水した。
また、文化財を保有する同寺を含めた市内14カ所で25と26の両日、消防用設備の管理状況などの立ち入り検査も行われた。
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「かやぶきの山寺」が〝火事〟?
七百石町の岩王寺で火災想定訓練
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