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2010.1.6 NEWS INDEX & PHOTO NEWS

不況脱出へ決意新たに

300人集い綾部商議所新年互礼会
 今年、設立60周年を迎える綾部商工会議所主催の新年互礼会が4日、西町1丁目のI・Tビルで市内の商工業者や行政関係者など約300人が集まり盛大に開かれた。

 会の冒頭、あいさつに立った由良龍文会頭は、一昨年秋に始まった世界同時不況が最悪期を脱したという見方を示した。しかし、「地方経済は、少子高齢化や工場の閉鎖など、懸念材料が多くある。この難局を乗り切るためには時代に則した高付加価値の商品やサービスを生み出す必要がある。ピンチをチャンスととらえ、地域経済の活性化にまい進してもらいたい」とあいさつをした。

 その後、今月末に退任する四方八洲男市長が来賓として登壇。3期12年を振り返りながら、「財政の健全化、職員の意識改革、人脈づくりなどを柱に市政運営をしてきた。これらのことは企業経営にも当てはまる。経営者のみなさんは総合的な経営感覚を持って一日も早い不況からの脱却に力を注いでほしい」と述べた。

 会では、由良会頭から四方市長に対して12年間の在任期間中の苦労をねぎらう意味を込めて花束が贈られた。

 出席者たちは来賓の佐々木幹夫府議の発声で乾杯し、不況脱出の決意を新たにしていた。
由良会頭(左)から花束を受ける四方市長

 西町1丁目の綾部稲荷社で4日、新年祈念祭が営まれた。

 同稲荷社はI・Tビル内にあった「綾部商工稲荷」をより多くの人に参拝してもらおうと、2年ほど前に遷座した神社。

 この日は同稲荷社奉賛会(由良龍文会長)の会員や市内の商工業者など約50人が参列し、「商売繁盛」を願った。

 祈念祭終了後、由良会長は「これからは心の安らぎを求める時代だと思う。その心で商売をしていけば、必ず勝ち残れる。景気回復のためにまい進してほしい」とあいさつした。
商売繁盛願って新年祈念祭営む

綾部稲荷社
玉串を捧げる由良会頭