栃の実使用の「おかき」いかが?
睦寄町の「水源の里・古屋」が商品化
「素朴で懐かしい味」と好評
あやべ温泉などで販売
この商品の販売で古屋が活気づけば
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睦寄町の古屋集落の活性化を目指した取り組みをしている「水源の里・古屋」(渡邉和重代表)は11月1日から、古屋で採れた栃(とち)の実を使った「とちの実おかき」と「とちの実あられ」を販売する。29日には同町のふるさと味あやべ工房で同集落の全住民7人がおかきとあられの製造をした。
水源の里・古屋ではこれまでもとち餅や大福などを製造し、イベントで売り出すなどしてきたが、通年で販売する商品は今回のおかきとあられが初めて。
販売にあたっては、昨秋から試作を重ねて、今年9月には同集落を訪れた華頂短期大学の学生らにも試食をしてもらい、「素朴で懐かしい味」と好評を得た。
古屋は現在5軒7人の住民が暮らしているだけで、渡邉代表は「廃村の危機にあるため、この商品を販売することで古屋が活気づけば」と話している。
おかき、あられとも少量の塩と砂糖で味付けしただけで、栃の実の香りが強いのが特徴。おかきは1袋13枚入りで500円、あられは同50c入りで300円。いずれも税込み。作業は29日から3日間行われ、合計250袋を製造。今後は注文がまとまれば随時、製造を行うとしており、年間5千袋の販売を目標にしている。
1日午前10時半からは同町のあやべ温泉で古屋の住民らが直接販売するほか、駅前通のあやべ観光案内所でも取り扱う。11月下旬からは本町2丁目の半月庵でも販売する。
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