厳かに本尊ご開帳法要
鍛治屋町の普門院 多くの参拝者訪れて
|
鍛治屋町の高野山真言宗普門院(桐村正昭住職)で24日、本尊の「十一面観世音菩薩」ご開帳法要が厳かに営まれ、檀家や一般の参拝者ら多くの人が訪れて貴重なご本尊を拝顔するなどした。
この観世音菩薩は、江戸中期の作とされ、本堂の厨子(ずし)の中に祭られているが、開帳法要は数十年ぶり、あるいは100年ぶりとも言われる。
この日午前9時半からの法要には本堂のほか、境内にも多くの人が参列。河野義方・綾部西国観音霊場会会長の祝辞や四方八洲男市長の祝電披露のあと、桐村住職や真言宗寺院の僧侶らによって法要が開幕。読経の中、稚児らが扉を開帳して本尊がお目見えし、じっと見入ったり、写真に撮る人の姿も見られた。
このあと、真言舞踊の奉納があり、昼には手打ちうどんの無料接待も。午後は法話や音楽茶話会が催された。
この本尊は来年10月23日まで1年間は開帳される予定だが、参拝希望者は事前に同院(47・0457)まで連絡を。
|