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2009.9.18 NEWS INDEX & PHOTO NEWS

笑顔であいさつできる人に

東綾中で尾笹さんが講話
 東山町の東綾中学校(西山健治校長)で16日、地域住民を講師に招き、「正しいあいさつ」をテーマにした講話が行われた。

 同校は、「東綾っ子を育てる会」(会長=川端勇夫・口上林地区連長)との連携で、今回の講話を企画した。講師は、京都市内から武吉町へ移り住み、現在、民生児童委員も務めている尾笹秀夫さん(67)。

 元ホテルマンの尾笹さんは、「あいさつは出会った人に対して、『尊敬』『信愛』『感謝』『友情』を表す」と述べるとともに、あいさつの基本となる7つのポイントを説明。それを基に、生徒たちはあいさつの実技も行った。

 また、尾笹さんは「笑顔であいさつすることは、初対面の人の第一印象が良くなる。きっちりあいさつができるようにしてほしい」と生徒たちに呼びかけた。
あいさつの実技を行う生徒たち

 市内の小学校では19、20日に運動会を開く所が多いが、岡安町の西八田小学校(村上元宏校長、82人)では20日、今年初めて全校児童が「よさこい」の音頭に合わせた「西八田鳴子おどり」にチャレンジする。踊りに欠かせない鳴子は教職員たちが手作り。児童たちは、先生らの気持ちがこもった鳴子を手に一生懸命、本番に向けて稽古(けいこ)に励んでいる。

 鳴子作りは、教職員15人で8月下旬から取り組んだ。購入することは容易だったが、「子どもたちが物に愛着を感じるように」と手製の鳴子をそろえることにした。

 2個で1組になるため、作る数は自分たちの分も含めて200個ほど。根気のいる作業になった。市販の鳴子を手本に、厚さ1aほどの木の板を糸のこぎりで切って本体をこしらえた。

 また、材料の一部は、教職員たちの気持ちに共鳴した同校PTA副会長で工務店を経営している齊藤直樹さん(42)=下八田町=が無償提供した。

 鳴子の製作のため、教職員らは土・日曜も学校に足を運んだり、午後9時頃まで作業する日もあった。やすりがけや、音が鳴る仕組みに部品をねじで固定するなど、作業を分担して進めた。

 2学期が始まった9月初旬に、鳴子は人数分すべて完成。子どもたちは手作り鳴子を気に入った様子で、踊りの練習時にはカチカチとにぎやかな音を響かせている。

 村上校長は「手作りの鳴子が使える間は活用して、鳴子踊りが西八田小の名物になれば」と話している。
手作り鳴子で踊ります

西八田小児童が20日の運動会で
手作りの鳴子で踊りの練習をする児童たち