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2009.8.24 NEWS INDEX & PHOTO NEWS

今年も山家で「観光やな」

「貴重な綾部の観光資源」

9月1日から1カ月間

6日は神戸などから300人が来綾、

20日は「由良川に親しむ鮎祭り」も
 あやべ山家観光やな漁保存会(林重雄会長)は20日、下原町の由良川左岸に「やな」を設置した。今年も9月1日から30日まで、観光やなを催す予定で、同会では多くの来場を呼びかけている。

 山家の観光やなは今年で18回目。綾部の初秋の風物詩となっており、昨年は1カ月に約1500人が訪れた。しかし、漁が1カ月にもわたる長い期間であることや、やなを設置するだけでも200万円ほどの経費がかかるなど、運営は非常に厳しい。

 このため、平成19年はイベントの中止を余儀なくされたが、昨年と今年は府の地域力再生プロジェクト支援事業の補助を受けた。同事業は今年度で終了の予定で、補助金がなくなるが、同会は来年以降も行いたい考えで、現在その方法について話し合いを進めている。

 この日は同会の会員らが午前6時に河原に集まり、クレーン車などの重機を使って鉄パイプや木材でやなを組んでいった。

 今年は4日に地元の小中学生たちなどが現地を訪れるほか、6日には神戸市とさぬき市から約300人の来場がある。また、20日には「由良川に親しむ鮎祭り」も計画されている。

 林会長は「やなは、貴重な綾部の観光資源。一人でも多くの方に来場してもらいたい」と話している。
やなの設置作業に汗を流す会員ら

 農地・水・環境保全の向上に取り組む西坂町の「西和の里協議会」(森永淳一会長)は22日、同町内の西坂川の魚類調査を地元の子どもたちと一緒に行った。

 この調査は生態系の保全や大人と子どもの交流活動として平成19年から始め、今年で3回目。

 この日は、小中学生13人と大人を合わせ約30人が参加し、午後1時から調査開始。農業用ポンプで川の水を吸い出して水位を下げ、泳ぐ魚を観察したり、網ですくい上げるなどして調べた。

 今回は、タナゴやオイカワ、モト、ナマズなど10種類の魚を確認。大きなものでは体長40aのフナもいた。またタナゴの産卵に欠かせないカラスガイのほか、カワニナやタニシなどの貝類、ザリガニ、サワガニなども見られた。

 この日の調査結果は子どもたちが絵にするなどして地元の秋の文化祭で披露される予定。
子らと一緒に西坂川の魚類調査

タナゴなど10種類の魚確認

貝類やサワガニの生息も

西坂町の「西和の里協議会」
子どもと大人が一緒に魚類調査