今年も山家で「観光やな」
「貴重な綾部の観光資源」
9月1日から1カ月間
6日は神戸などから300人が来綾、
20日は「由良川に親しむ鮎祭り」も
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あやべ山家観光やな漁保存会(林重雄会長)は20日、下原町の由良川左岸に「やな」を設置した。今年も9月1日から30日まで、観光やなを催す予定で、同会では多くの来場を呼びかけている。
山家の観光やなは今年で18回目。綾部の初秋の風物詩となっており、昨年は1カ月に約1500人が訪れた。しかし、漁が1カ月にもわたる長い期間であることや、やなを設置するだけでも200万円ほどの経費がかかるなど、運営は非常に厳しい。
このため、平成19年はイベントの中止を余儀なくされたが、昨年と今年は府の地域力再生プロジェクト支援事業の補助を受けた。同事業は今年度で終了の予定で、補助金がなくなるが、同会は来年以降も行いたい考えで、現在その方法について話し合いを進めている。
この日は同会の会員らが午前6時に河原に集まり、クレーン車などの重機を使って鉄パイプや木材でやなを組んでいった。
今年は4日に地元の小中学生たちなどが現地を訪れるほか、6日には神戸市とさぬき市から約300人の来場がある。また、20日には「由良川に親しむ鮎祭り」も計画されている。
林会長は「やなは、貴重な綾部の観光資源。一人でも多くの方に来場してもらいたい」と話している。
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