府内の“母親”1千人余りが来綾
本社後援
綾部では38年ぶり2回目
開催の第54回「京都母親大会」
市民有志の合唱団がオープニング飾る
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今回で54回目を数える「京都母親大会」(同大会実行委員会主催、NHK京都放送局・京都生活協同組合・あやべ市民新聞社など後援)が31日、里町の府中丹文化会館で盛大に開かれ、府内各地から来綾した1千人を軽く超す参加者で会場は大いににぎわった。
米国によるビキニ水爆実験をきっかけに、原水爆禁止を訴える日本母親大会が昭和29年6月に東京で初開催された。その後、都道府県単位でも母親大会が行われるようになり、京都府では翌30年に第1回大会が開かれた。これまで主に京都市内を会場としており、綾部で開催するのは昭和46年の第16回大会以来38年ぶり2回目。
大会のオープニングでは、子どもから大人までの綾部市民有志70人余りで結成した「綾部ぞう列車合唱団」が合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」を発表。中尾牧・大会実行委員長の開会あいさつなどのあと、講師として招いた東京大学大学院教授で日本近代文学研究者の小森陽一さんが登壇した。
「9条の会」の事務局長も務めている小森さんは、「和をつなぐことばの力―一葉・漱石の文学から―」の演題で講演した。
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