「新緑を楽しむ会」で住民交流
睦寄町の鳥垣自治会が「馬場先」で
出身者含め50人が参加
現地の再整備も話題に
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睦寄町の鳥垣自治会(桜井克彦会長、23戸)は10日、「新緑を楽しむ会」と題した住民の親ぼく行事を開いた。会場となったのは、地元の坂尾呂神社前にある「馬場先」と呼ばれる小高い丘。現地には、15年ほど前から住民らがツツジや桜を植栽するなどの整備を進めている。同自治会はこの丘の新たな名称と整備のアイデアを住民らから募りながら、更に「魅力ある場所」にすることを計画している。
同自治会の集落は、草壁川が合流する上林川左岸にある。丘の名称が「馬場先」と呼ばれるようになった由来は定かでないが、現地にある4基の古墳や神社との関係も考えられるという。
昭和30年ごろ、丘には茶が植えられ、茶園として整備された。しかし茶栽培が中断されたため、現地は竹や雑木が繁茂する状態となっていた。そんな中、平成6年ごろに神社参道付近に桜を植えられたほか、17年以降はツツジ60本と桜30本を植栽。こういった整備活動に伴い、昔あった茶畑も再生してきた。
眼下に上林川、その対岸にはあやべ温泉や光明寺も眺めることができる「馬場先」は、住民の憩いの場に。「新緑を楽しむ会」は、同自治会のこの時期の恒例行事になっている。
今年は、住民のほか、地元出身者らにも参加を呼びかけたところ、約50人が集まった。住民らはグラウンドゴルフを楽しんだあと、山菜の天ぷらや焼き肉などを食べながら、ふれあいを深めた。
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