ヤマブキの集荷作業始まる
緑土が佃煮の原料に
加工品が大人気で増産へ
上林地区以外にも出荷呼びかけ
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あやべ温泉などを運営する第3セクター会社の緑土(矢野正彦社長)が製造・販売している人気商品「山ぶき昆布」とヤマブキの佃煮「山ぶき」の原材料となるヤマブキの集荷が9日から、睦寄町にある食品加工施設「ふるさと味あやべ工房」で始まった。
同社は2年前にヤマブキを主原料とした「山ぶき昆布」を商品化。デパートなど市内外で販売を開始したところ、自生するヤマブキにこだわっていることや8時間もの時間をかけたこだわりの味が評価され、ヒット商品になった。
そこで、昨年からはこの商品に加え「山ぶき佃煮」も商品化し、贈答品や土産物として市内のほか、京都市内の土産物店や百貨店でも販売している。
昨年は1100キロの集荷があったが、今年は需要が増えたことから2500キロを目標にしており、昨年までの上林地区だけでなく、於与岐町や志賀郷町などにも呼びかけている。
初日の9日は約200キロの集荷があり、同社の社員らは早速、水洗いや塩漬けの作業に取り掛かっていた。
今シーズン集荷したヤマブキは7月ごろから佃煮に加工する予定。
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