あやべ市民新聞 on web 現在の位置・・ホーム>>NEWS_INDEX&PHOTO_NEWS>>2009.5>>2009.5.6
サイト内検索(since2003.11.26 一部期間は記事全文含む help
2009.5.6 NEWS INDEX & PHOTO NEWS

“弥仙山の恵み”を堪能

市内外から多くの人が訪れて

於与岐町で第4回「山菜まつり」

「水源ふれあいウォーク」も
 新緑映える於与岐町の弥仙山登山口広場で3日、 今年で4回目を迎えた 「山菜まつり」 (於与岐区主催、 市・市観光協会共催) が盛大に催され、 市内外から多くの人が訪れて 「山の恵み」 を十二分に堪能した。

 山菜まつりは、 弥仙山にある金峰神社と於成神社、 水分神社の 「弥仙山三社大祭」 の祭礼の日に合わせ、 大祭のPRと村おこしを目的に於与岐町4自治会で組織する於与岐区 (上野司区長) が一丸となって平成18年から催している。

 於与岐町は97世帯で人口は約230人。 このうち 「山菜まつり実行委員会」 (瀧花祐司実行委員長) の委員は約80人を数えるほか、 約650個に達する山菜弁当をこしらえた人や山菜摘みに汗を流した人たちなども含めると、 まさに“住民総出”のまつりとなっている。

 会場内では、 市価の半値ほどでヤマブキなどが売られたほか、 来場者らは住民手作りの山菜弁当や山菜うどん、 山菜天ぷらに舌鼓を打っていた。 更に特設ステージでは、 於与岐太鼓同好会の歓迎太鼓や、 府立工業高校マンボウジャズバンドの演奏などもあり、 まつりに花を添えた。

 またこの日は、 特別企画として 「水源ふれあいウォーク 丹波富士・弥仙山をゆく」 も開催され、 事前に参加申し込みをした約90人が弥仙山登山を楽しんだ。
マンボウジャズバンドの演奏もまつりを盛り上げた

 上原町の岩根山山頂にある行者堂の春季大祭が3日、 上原町自治会 (林国治会長) 主催で盛大に行われ、 地元を始め遠くは舞鶴市や京丹波町から熱心な参拝者が大勢訪れた。

 江戸後期に山家藩主が建立したとされる行者堂の大祭は春と秋に行われる。 この日は松井真海・岩王寺 (東光院) 住職が導師を務めて行者堂内で護摩供養があり、 家内安全などが祈願された。 また登山口では、 今年も地元住民らが参拝者に 「上原行者そば」 をふるまった。

 このほか今年は、 上原町の故野間行雄さんが本紙に投稿した地元の昔話を元にして同町の住民らが制作した紙芝居 「のぞき岩の狸(たぬき)」 など2作品を山頂で発表し、 注目を集めた。

 大型連休で大阪から3人の子どもを含む家族5人で帰省し母親とも一緒に参拝した上原町出身の30歳の女性は 「新緑の岩根山に夫や子どもたちと登り、 紙芝居も見たりして良い思い出ができた」 と伝統祭事に参加した感想を述べていた。
岩根山行者堂の春季大祭も盛況

上原町の昔話の紙芝居を披露
昔話の紙芝居を見る子どもたち