華やかに「お田植式」奉納
桜咲く春本番の綾部八幡宮で
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宮代町の綾部八幡宮(奈島正倫宮司)の春季大祭と「お田植式」の奉納が5日、桜咲く境内で盛大に執り行われ、春を待ちわびた市民らが多数参拝して、境内は華やいだ雰囲気に包まれた。
同神社の春季大祭は昔から、綾部郷全域の各神社から氏子らが集まって行われてきた。お田植式は太平洋戦争で一時中断していたが、平成6年に往時の姿で復活。今年は復活後16回目の奉納となる。
この日は、午前10時からの神事のあと「夢幻」による太鼓の奉納があり、その後、お田植式保存会実行委員会(上柿良一郎委員長)によって本殿前の特設舞台で200年余りの伝統を誇るお田植式が始まった。
翁(おきな)の面をつけた奈島宮司が「半左ヱ門」役を務め、軽妙な所作と台詞(せりふ)で田植えまでの伝統的な農耕作業の様子を表現。囃子(はやし)なども伴って、にぎやかに民俗芸能を奉納した。
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