旧作業所のNPO法人「いかるがの郷」
2施設統合し味方町に移転開設
利用者増で手狭、国道拡幅で立ち退き要請
仲間も家族も喜べる施設に
多機能型事業所として新規スタート
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綾部共同作業所が法人化したNPO法人「自立支援センターいかるがの郷」(村上治男理事長)が味方町に移転し、1日から事業を始めた。
綾部共同作業所はこれまで無認可の施設だったが、事業体質の強化を図り、障害者自立支援法に則(のっと)った施設運営をするため、NPO法人化の準備を進め、今年2月に府知事の認可を受けた。
また、物部町の施設が利用者急増に伴って手狭になっていたことに加え、下八田町にあった下八田分所「あやさ」が国道27号の拡幅で立ち退きせざるを得なくなったことから、同作業所と同分所を統合する形で味方町に新たな施設を開設することになった。
新施設は以前、レンタルホールだった建物で、ここを大改装して使用。同法に基づく多機能型事業所として、就労移行サービスと就労継続サービスを行う。同事業所の定員は41人で、現在は33人が利用している。スタッフは8人。
村上理事長は「何をおいても利用者や家族のみなさんに喜んでもらえる施設にしていきたい」と抱負を話している。
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