あやべ市民新聞 on web 現在の位置・・ホーム>>NEWS_INDEX&PHOTO_NEWS>>2009.3>>2009.3.25
サイト内検索(since2003.11.26 一部期間は記事全文含む help
2009.3.25 NEWS INDEX & PHOTO NEWS

「馬頭琴」の調べって優しくて、すてきだね!

豊里小の2年生ら授業で関心

大槻真麗さんが生の演奏プレゼント
 国語の教科書に出てくる「馬頭琴(ばとうきん)」って、どんな楽器? 栗町の豊里小学校(永井隆校長)の2年生たちが23日、モンゴルの民族楽器である馬頭琴の生の音色を初めて聴き、喜んだ。

 馬頭琴は、馬の毛を使った2本の弦と四角の共鳴箱から成り、棹(さお)の先端に馬の頭の彫刻が施された楽器。この楽器の由来にまつわる物語「スーホの白い馬」は、小学2年生の国語教科書にも掲載されている。実物を見る機会はほとんどないが、小学生の間ではおなじみの楽器とも言える。

 同校の2年生49人は3学期に「スーホの白い馬」を学習。馬頭琴の演奏曲をCDで聴いたほか、6年生を送る会ではこの話をミュージカル風にして発表。子どもたちは馬頭琴に関心を深めるようになった。

 そのことを知った同校児童の保護者で、二胡奏者として活動している大槻真麗(中国名・陳曼麗)さん=小西町=が、知り合いから馬頭琴を借り、子どもたちの前で演奏することになった。

 この日、同校音楽室に集まった2年生は、大槻さんが奏でる馬頭琴の音にじっと耳を傾けた。子どもたちは「CDで聴いた音と違う」「子守り歌みたい」「疲れている時に聴くと、癒されるような音」といった感想を述べていた。また、大槻さんの馬頭琴と児童たちの鍵盤式ハーモニカで「こぐまの二月」を合奏した。

 大槻さんが馬頭琴を手にするのは初めて。弦が二胡と同じ2本ということで演奏方法が似通っているように思えるが、「ちょっと練習しただけだけれど、難しい」と話していた。
馬頭琴

 市内を中心に活動する演劇サークル「花形文化劇場」(塩見聡之代表)の第7回公演「天国の扉」が21、22日の両日、里町の市中央公民館中央ホールで行われた。両日合計で約400人の人が訪れ、初日は立ち見が出るほどの盛況だった。

 今回の公演は府の地域再生プロジェクト支援事業の補助を受け、一般から公募した7人がキャストやスタッフとして参加。上演協力券も通常公演の半額の500円とした。

 今回の上演作品は、昭和45年の農協を舞台に強盗と人質、警察との息詰まる攻防を描いたストーリー。キャストの迫真の演技に会場からはすすり泣く声も聞こえ、終幕後、会場は大きな拍手に包まれていた。

 一般参加で初めて舞台に立った出演者の一人は、「立ち上げ段階から参加させてもらい、共通の目的に向かって力を合わせることの素晴らしさを味わえました。お客様はもちろん、公演にかかわって頂いたみなさんに感謝したいです」と話していた。
2日間で400人が演劇堪能

花形文化劇場の第7回公演
花形文化劇場