あやべ市民新聞 on web 現在の位置・・ホーム>>NEWS_INDEX&PHOTO_NEWS>>2009.2>>2009.2.20
サイト内検索(since2003.11.26 一部期間は記事全文含む help
2009.2.20 NEWS INDEX & PHOTO NEWS

水源の里には可能性ある

菅原文太さんが上林視察、市長対談も

「住民の方、生き生きと」
「芽を育て実がなるように」菅原さん
 俳優の菅原文太さんが19日、綾部市の「水源の里」を視察したあと、四方八洲男市長と対談した。

 菅原さんは「水源地の水の一滴塾」の塾頭として、水源地や森と水の保全の重要性について意識、理解を深める活動を行っている。この活動を通じ、全国水源の里連絡協議会会長でもある四方市長と手紙のやり取りが始まり、同協議会の機関誌「水の源(みなもと)」の企画として二人が対談することになった。

 対談は当初、東京でということだったが、菅原さんの希望で綾部で行うことになった。ついては「対談前に水源の里を視察したい」という菅原さんの意向を受けて、市職員が水源の里を案内した。

 菅原さんが訪れたのは老富町の市茅野と大唐内、五泉町の市志など。このうち市志では阪田享一郎・市志自治会長から14戸22人の住民がいるが、そのほとんどが高齢者であることなどの説明を受けた。

 阪田会長は、菅原さんが視察したことについて「有名な方が訪ねてくれると勇気がわく。気さくに話をしてもらえてうれしかった」と話していた。

 その後、市役所市長室で四方市長との対談に臨んだ菅原さんは、市長から水源の里の感想を聞かれ、「限界集落という名前はよくない。視察して実感したが、住民のみなさんは生き生きとしていて、可能性を感じた。市長には可能性という名前の芽が育ち、花が咲き、実がなるようにしてほしい」と述べた。

 この対談の様子は5月以降に発行される「水の源」に掲載される予定。
菅原文太さんが上林視察

 市内を中心に演劇活動をしている演劇サークル「花形文化劇場」(塩見聡之代表)は、3月21、22の両日に里町の市中央公民館中央ホールでオリジナルの新作「天国の扉」を上演する。本番まであと1カ月となり、メンバーらは鍛治屋町の市里山交流研修センターで稽古(けいこ)に励んでいる。

 今回の公演は府の地域力再生プロジェクト支援事業の助成を受けて一般公募した市民らとともに行う。一般公募で参加するのは7人で、このうち4人がキャストとして舞台に上がる。

 そのうちの一人、瀬ア博子さん=新町=は「ずっと演劇をやってみたかったので参加しました。本番まであと少しですが、お客さんに楽しんでもらえるよう頑張りたい」と話している。

 今回の作品は、同サークルにとって3年ぶりの新作。昭和45年、大阪万博開幕から2週間、よど号事件が起こる前日の関西の田舎にある農協支店を舞台に、この支店に立てこもった強盗犯と人質、警察との心理戦を描く。

 開演は21日が午後7時、22日が午後1時半。上演協力券は500円で、ブックランドたかくら、府中丹文化会館、花形文化劇場ホームページで取り扱っている。

http://hanagata.org/
新作「天国の扉」

3月21、22日に「花形文化劇場」公演

一般公募の市民も参加
本番に向けて稽古に励む
3月21、22日に「花形文化劇場」公演