第4回市高齢者対策推進協
見直し案を全員一致で承認
第5次市高齢者保健福祉計画
|
第5次市高齢者保健福祉計画(平成21〜23年度)をまとめるための4回目の市高齢者対策推進協議会が12日、市まちづくりセンターで開かれ、市民から得た意見や国の動向、協議会委員らの指摘を踏まえた見直し案を慎重審議して承認した。
この日の会議には介護事業者、医師会、薬剤師会、自治会、老人クラブ、女性団体、民生児童委員協議会、宅老所の代表やケアマネジャー、介護経験者のほか、府の担当者など委員15人が出席した。
前回の会議では、計画の基本理念や市内の高齢者が置かれた現状と課題、認知症高齢者対策の推進など9章にわたる第5次計画中間案を見て各専門領域から見た問題点や実際の介護経験を踏まえた意見が次々と出た。
今回は、これらの意見や要望を取り入れた対策や数値の訂正を確認した。委員の間からは「介護報酬が3%引き上げられることで事業者側は報酬が増えるが、市内で限度額ギリギリの人の自己負担が増える。これに対する市の調査と対策は?」などの質問が出た。
見直し案はこの日、出席者全員一致で承認された。今後、市は最終計画を冊子にまとめて3月の定例市議会で報告。市条例の改正案が可決されれば第5次の計画が実施される。
|