ほ場の区画整理とともに、隣接地にメダカが泳ぎ、水辺に集まる昆虫などの生物が生息する「ビオトープ池」も造ろう―と、鍛治屋集落農地保全管理組合(山下民雄代表)は22日、鍛治屋町内で一般参加者らも交えた「池造り」に励んだ。
同町では平成19度から、ほ場整備事業が進められている。今夏には、工事前の田んぼの水路などに生息している水生生物の“引っ越し”に、住民らが取り組んだ経緯もある。
この日の池造りは、府などの支援を受けた「さとボラin鍛治屋」として実施。地元住民を始め、京都市内からバスを使って9人が来綾したほか、近隣市町などからの参加も合わせ、20代〜60代の男女約30人がほ場での作業に取り組んだ。
参加者らは、前日からの雨の影響でぬかるむ足場に悪戦苦闘しながらも、砂利を敷き詰めたり、石を組んだりする作業に没頭していた。山下代表は「きょうだけで完成でなく、今後も天候を見ながら第2弾、第3弾の作業をしたい。来年の春に完成式が出来れば」と話していた。
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ほ場の区画整理とともに
メダカや昆虫が生息する
「ビオトープ池」を造ろう
都市住民も力合わせ「池造り」
鍛治屋集落農地保全管理組合が
「さとボラin鍛治屋」として催す
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