子らがミュージカル参加
豊里小で文化庁「本物の舞台体験事業」
プロ劇団員と一緒に合唱も
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栗町の豊里小学校(永井隆校長)の体育館で12日、プロ劇団によるミュージカルが上演された。今回の公演は観劇するだけでなく、児童たちがリコーダー演奏や歌で劇に参加する場面も取り入れられた。
文化庁の「本物の舞台芸術体験事業」として、同校で公演したのは劇団新児童(高橋長明代表)。同劇団は創立が昭和16年で、国内の劇団の中では最も長い歴史を持つ。
この日、体育館には同校の全校児童のほか、豊里幼稚園と豊里保育園の園児、地域住民らも観賞に訪れた。永井校長が「小学生のみなさんは見る、聞くだけでなく、一日劇団員になります。歌や楽器演奏で自分の役割を果たしましよう」、高橋代表が「この体育館全部が舞台。みんなで一緒に劇を作りましょう」とそれぞれあいさつした。
出し物は、同劇団の公演回数が600回近くになるという「ききみみずきん」。昔話をモチーフに人間と動物の交流を描いたこの作品の随所には歌や踊りが盛り込まれ、子どもらを楽しませた。
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